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ウォーターサーバーの歴史は?発祥地や世界と日本の歴史の違い

ウォーターサーバー生活

今でこそ日本でも一般的に利用されているウォーターサーバーですが、どれくらいの歴史があるのかをご存知でしょうか。ウォーターサーバーは最近の設備であるように感じている方も多いですが、実は100年以上の歴史があるのです。

ウォーターサーバーの発祥の地は?

ウォーターサーバーの発祥の地は、1910年ごろのアメリカです。
当時のアメリカの南西部ではロッキー山脈に雨雲が遮られてしまうことが原因で水が不足することが増えており、飲み水を確保するためには水が豊かな土地から大量の水を運送する必要がありました。
また、運送した飲み水を保存することにも苦戦していたのです。
そこで誕生したのが飲み水を大量に長期保存することのできるウォーターサーバーということです。
日本では「美味しい水を飲むため」や「ミネラルウォーターを日頃から飲みたい」という健康的な理由で使用されることが多いですが、もともとは生きるための水を確保するためという理由がありました。

はじめて作られたウォーターサーバーの機能

アメリカではじめて導入されたウォーターサーバーは、今のように多機能ではありませんではなく、名前も「クーラーウォーター」と呼ばれていました。
当時アメリカで導入されたクーラーウォーターの機能は、水を冷やす機能や温める機能はなく、安全な水を飲むためのろ過機能しかありませんでした。
現在のクーラーウォーターは銭湯や公共の体育館などに設置されている冷水を飲むための機械ですが、当時のクーラーウォーターにはそのような機能はなかったのです。
このクーラーウォーターが水不足の土地に運ばれる大量の水を長期保存し、安全に飲むために当時のアメリカに導入され、これがウォーターサーバーのはじまりと言われているのです。

世界からみたウォーターサーバーの歴史

ここでは、世界中にウォーターサーバーが広まるまでの歴史について、時期や広まった理由を紹介します。
ウォーターサーバーが世界でどのように使用され、どのように広まったのかをチェックしてみてください。

ウォーターサーバーが世界に広まった時期

もともとはアメリカで誕生したウォーターサーバーですが、世界に広まるきっかけになったのは1970年代のヨーロッパです。
また、ウォーターサーバーが世界的に広まった理由は水不足が原因ではなく、「汚染水を飲みたくないということ」や「安全な水を飲みたいということ」などが広まった主な原因となっています。
また、1990年代からは貿易量の増加もあり、ヨーロッパを中心に全世界にウォーターサーバーが広まったのです。
このように、今では一般的に使用されているウォーターサーバーですが、1970年からミネラルウォーターの需要が高まり、それに伴ってウォーターサーバーの需要も高くなっています。

世界でのウォーターサーバーの使用状況

2023年現在、世界中でウォーターサーバーは使用されており、アメリカ・韓国・中国・ブラジルなどを中心に利用されています。
現代のウォーターサーバーの利用目的は多岐にわたっており、例えば水道水を安全に飲むことのできない中国では「安全な水を飲むため」に利用されており、水道水を安全に飲むことができるアメリカでは「美味しい水を健康的に飲むため」に利用されています。
このようにウォーターサーバーの利用状況は国の事情によってさまざまとなっており、中でも水不足や水質汚染が問題視されている国を中心にさらにウォーターサーバーの需要は高まっています。

日本からみたウォーターサーバーの歴史

ここでは、日本でウォーターサーバーが使用されるようになった時期や広まった理由などについて紹介します。
日本でウォーターサーバーが使用され始めた時期や広まった理由、さらにはウォーターサーバーの需要が高まった独特な理由についてチェックしてみてください。

日本でウォーターサーバーが使用されたのはいつ?

日本でウォーターサーバーが使用されるようになったのは1980年代のことですが、当時の日本ではウォーターサーバーはほとんど使用されていませんでした。
というのも、日本は地形や気候の影響で飲み水に困ることがほとんどなく、湧水や井戸水など安全に飲める水が安定して供給されていたからです。

日本でウォーターサーバーが広まった理由

ウォーターサーバーが日本に取り入れられるようになったタイミングでは使用されることは少なかったですが、2000年代になると一気にウォーターサーバーの存在が世に広まります。
その要因となったのは、水質汚染が原因で水道水を安全に飲めないという認識が広まったことや、塩素が原因で水道水が美味しくないということなどが挙げられます。
また、このタイミングで日本では健康志向が高まり、水道水ではなくミネラルウォーターを購入する方が多くなったことからウォーターサーバーが日本でも広まったのです。

日本でウォーターサーバーの需要が高まった独特な理由

ウォーターサーバーが日本で広まった要因のひとつとして、日本独特の理由があります。
その理由とは、日本で多発する大型地震のときの非常用の飲み水としてウォーターサーバーが利用されるということです。
日本では阪神淡路大震災や東日本大震災などの大型地震が発生し、被災地では飲み水に困るということが多くみられたこともあり、ウォーターサーバーを災害時用の飲み水として自宅に保存するという考え方が浸透し始めたのです。
また、都市直下地震が発生すると予想されているため、さまざまな地域でウォーターサーバーを導入する一般家庭やオフィスなども増えています。

日本における今後のウォーターサーバー事情と将来性

日本でのウォーターサーバーの需要は年々高まっており、市場規模や普及率もほぼ右肩上がりに上昇しているため、日本におけるウォーターサーバーは今後さらに進化すると予想されます。
実際に、ウォーターサーバーは年々進化しており、近年のウォーターサーバーは機能性の充実だけではなく、住宅にもマッチするデザイン性を持っているウォーターサーバーも登場しています。
また、チャイルドロックの機能が付いているものや、災害時に特化した機能が付けられているものなど、用途や目的によっても種類を選ぶことができるようになりました。
このように、日本でのウォーターサーバーの歴史自体は短いものの、機能性は世界のウォーターサーバーに劣らずに進化しているのです。

まとめ

本記事では、世界と日本のウォーターサーバーの歴史について詳しく解説しました。
日本ではウォーターサーバーが最近の設備のように感じますが、実はウォーターサーバーには100年以上の歴史があり、時代や使用する国によってさまざまな機能性が追加されているのです。
ウォーターサーバーの歴史を知ることで、水を飲むだけの製品ではなく、災害用やインテリアなど使用目的の多様性や、チャイルドロックや熱湯、温水、浄水など、用途に応じてさまざまな機能性を選ぶことができるでしょう。
ぜひ本記事を参考にしてウォーターサーバーの歴史を知ってみてください。

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