アルピナコラム

日本ではなぜウォーターサーバーが普及したのか?
時期や理由、普及率を解説

公開日:2023年9月11日

近年ウォーターサーバーを利用するご家庭は多いですが、日本国内でのウォーターサーバーの普及率をご存知でしょうか。
実は、世界でのウォーターサーバーの普及率と日本の普及率には大きな差があり、日本でのウォーターサーバーの普及率はかなり低いのです。
では、なぜ日本国内ではウォーターサーバーの普及率が低く、具体的にどれくらいの普及率なのでしょうか。
本記事では、日本でウォーターサーバーが普及した時期や理由、普及率などについて詳しく解説します。

ウォーターサーバーが日本で普及した時期はいつ?

ウォーターサーバーが日本で普及したのは1980年代と言われており、ウォーターサーバーの発祥地であるアメリカに比べて50年ほど遅れて普及し始めました。
普及し始めた当時はウォーターサーバーの認知度が低かったことや、比較的安全に井戸水や湧水、水道水を飲むことができたため、ウォーターサーバーを利用する人はほとんどいませんでした。
しかし、2000年代はじめになると水道水への安全性を疑問視するニュースが報道されたことや、より美味しい水を飲みたいと考える人が増えたことからウォーターサーバーが一般家庭でも多く使用されるようになったのです。

ウォーターサーバーの普及率が高まった理由

日本でウォーターサーバーの普及率が高まったのは、健康志向の人が増えたことも要因のひとつですが、震災時の備蓄品にするためにミネラルウォーターを自宅に保管するためにウォーターサーバーが使用されるようになったのも理由のひとつです。
日本は世界的にもみても地震が多い国ですが、阪神淡路大震災や東日本大震災などの大型地震発生時には水道水が使えなくなってしまいます。
そのため、災害時用にペットボトルの保存水を用意しているご家庭も多いですが、それだけでは足りないことも多く、大容量の水を保存できるウォーターサーバーのボトルを常に自宅に置いておきたいという方も増えたのです。
事実、大きな震災のあとにはミネラルウォーターの生産量が上がるというデータが桜美林大学の「飲料としての水の選好の現状と要因」という調査で取り上げられています。

ウォーターサーバーの普及率はどれくらい?

「一般社団法人 日本宅配水&サーバー協会」が発表したデータをもとに、ウォーターサーバー業界が発表したデータによると、日本の家庭用ウォーターサーバーの普及率は2019年の段階で7%ほどとなっています。
世界的にみるとウォーターサーバーの普及率はかなり低い数値ですが、2007年時点での普及率は1.3%となっており、ほぼ毎年普及率が伸びているのです。
また、「一般社団法人 日本宅配水&サーバー協会」が発表したデータによると、ウォーターサーバーの顧客数や市場規模に関しても年々増加しており、2022年の顧客数は2021年に比べて103.7%増加、2022年の市場規模に関しては2021年に比べて116.5%増加しています。
このような理由から、今後はさらに日本国内でのウォーターサーバーの普及率は高くなると予想されています。

ワンウェイとリターナブルのどちらの普及率が高い?

ウォーターサーバー 日本で利用されているウォーターサーバーには「ワンウェイタイプ」と「リターナブルタイプ」の2種類があり、それぞれの普及率は異なります。
「ワンウェイタイプ」のウォーターサーバーは、使い終わったボトルをそのまま一般ゴミとして捨てることのできるタイプで、「リターナブルタイプ」のウォーターサーバーは、使用し終えたボトルを業者に回収してもらう方法です。
このように使い終わったボトルの処理の方法が異なる2つの種類の使用状況についてMyVoiceのアンケートモニター10,885人を対象に行った調査によると、「ワンウェイタイプ」の使用率が50%ほど、「リターナブルタイプ」の使用が32%ほどとなっています。
このように普及率は異なりますが、それぞれの異なるメリットがあるため、どのように使用するかどうかによって種類を選ぶことが大切です。

地域によってもウォーターサーバーの普及率は異なる

ここまでは日本国内全体でのウォーターサーバーの普及率についてお伝えしたしましたが、地域によってもウォーターサーバーの普及率は異なります。
具体的には、水がキレイで水道水でも美味しいと感じることのできる東北や北海道などはウォーターサーバーやミネラルウォーターを飲料水とするのではなく、7割強の家庭で水道水を飲料水として利用しているため、ウォーターサーバーの普及率は低いです。(参考:MyEL「ウォーターサーバーの利用に関するアンケート調査(第12回)」)
一方で、水道水が硬水で飲みにくいと感じることの多い沖縄や、水道水の塩素臭を強く感じるという方の多い東京都ではミネラルウォーターの消費量が多いため、ウォーターサーバーの普及率も高くなっています。(参考:都道府県別統計とランキングで見る県民性「都道府県別ミネラルウォーター消費量」)

海外でのウォーターサーバーの普及率

海外は水道水を安全に飲むことができないことのほうが多いため、日本に比べて圧倒的にウォーターサーバーの普及率は高くなっています。
そこで今回はアメリカ・韓国・中国の3カ国のウォーターサーバー事情について、以下で詳しく解説します。

1.アメリカのウォーターサーバーの普及率

アメリカは水道水を飲むことのできる国ですが、ウォーターサーバーの普及率は50%ほどだと言われています。
アメリカはウォーターサーバー発祥の地であることから国民に馴染みがあることはもちろん、水の汚染や水道設備の老朽化などが問題としてニュースなどで取り上げられることも多いことから、アメリカではペットボトルやウォーターサーバーが一般的な飲料水として飲まれているのです。

2.韓国のウォーターサーバーの普及率

韓国も水道水を飲むことのできる国ですが、ウォーターサーバーの普及率は60%ほどだと言われています。
というのも、韓国の水道水は安全基準をクリアしているものの、水質汚染や安全性を問題するニュースがたびたび報道されているため、国民からすると韓国の水道水は安全でないと思っている方も多いようです。
そのため、韓国ではレストランやホテル、銀行など、一般家庭以外のさまざまな場所にもウォーターサーバーが設置されています。

3.中国のウォーターサーバーの普及率

中国のウォーターサーバーの普及率は32%ほどだと言われています。
中国の水道水は飲料水としては使われていないため、飲料水はペットボトルかウォーターサーバー、浄水器などが基本となります。
中国は人口がとても多いため、割合的には少なく感じますが、多くの一般家庭でウォーターサーバーが利用されているのです。

まとめ

本記事では、日本でウォーターサーバーが普及した時期や理由、普及率などについて詳しく解説しました。
日本は水道水が安全に飲めることや水不足に陥ることが少ないことからウォーターサーバーの普及率は世界的にみると少ないですが、美味しい水が飲めること、ミネラル補給ができること、震災時に備蓄品となることなどの理由から日本でもウォーターサーバーの普及率は年々高くなっています。
ぜひ本記事を参考にしてウォーターサーバーを効果的に使用してみてください。

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