アルピナマスターコラム-第58回

アルピナマスターコラム

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第58回
アイメイクよりも重要?! 目の水分を補って目ヂカラアップ!

2016年04月13日

パソコンやスマートフォンなどが普及したことで、昔よりも目を酷使している現代人。そのため、目の水分量が少なくなる「ドライアイ」を訴える人が多くなっています。
ドライアイという名前を皆さん一度は聞いたことがあるかと思いますが、この症状は涙が通常よりも蒸発しやすいことで起こる目の病気のひとつ。今では日本人の5人に1人はかかっているとも言われているドライアイですが、なかでも特にモバイル機器を多用したりカラーコンタクトを愛用する若い方に増えているものが、病院では診断がつきにくい「新型ドライアイ」。ドライアイを放置すると辛い症状はもちろんのこと、見た目や美容にも影響大。アイメイクをどれだけ頑張ってもなんだかパッとしないという方は、一度目そのものをケアしてみてはいかがでしょうか?

通常のドライアイはその名の通り、目の表面を覆う水分量(涙の量)が少なくなることで起きます。これまでは、涙の分泌量が通常よりも少ない「涙液分泌減少型」と、涙の蒸発が通常よりも早い「涙液蒸発亢進型」の二種類に分けられて診断が行われてきましたが、新型ドライアイは涙の量も蒸発の早さも通常と変わりません。そのため眼科に行ってドライアイの検査を受けたとしても「ドライアイ」とは診断されないのですが、その理由は、新型ドライアイは涙の「量」ではなく「質」が低下しているため。別途、涙の質を検査する方法を取らなければ、新型ドライアイであるかは分からないのです。

涙の成分のほとんどは水ですが、2%程度、油やたんぱく質などが含まれています。さらにこの涙の成分はすべて混ざり合った状態で目の表面を覆っているわけではなく、眼球から順番に、ムチン・水分・油分といった状態で層を成して目を保護しているのですが、このなかのムチン層が機能しなくなって起こるものが新型ドライアイ。一番眼球に近い、いわば涙の層の土台部分が機能しなくなることで、涙の量はあったとしても目の乾きを感じるようになるのです。

そんなドライアイになってしまうと、目の疲れだけでなく目の周りの筋肉もこわばってしまうため、夕方のお疲れ顔に拍車がかかることに。さらには新陳代謝が悪くなることで、肌荒れや老化が起こるなど、ドライアイや新型ドライアイは、実は美容の大敵でもあるのです。
しかも女性がドライアイになってしまう原因の多くが、目の際を彩るアイライン・マスカラやカラーコンタクトといった、目ヂカラメイクに必須のアイテムたち。美しくなりたいと思って行っていることが、反対にお疲れ顔や老化スピードを速めていたのであれば、本末転倒ではないでしょうか。

表情から明るく華やぐ女性を目指すのであれば、アイメイクで“装飾する”以上に、アイケアで“休息させる”ことが重要です。既に目が疲やすく不快な症状が現れている方は、一度眼科で検査を受けることをおすすめします。