アルピナコラム-第107回

水不足に備えてストックしたいあれこれ

2018年08月10日

観測史上最速での梅雨明けに災害級の猛暑と、日常生活をおくるだけでも辛い日々が続く今日この頃。ここ数年、夏といえばゲリラ豪雨が頻発していましたが、ちょっとした夕立さえ起こらない異常気象が続いています。

そんななか懸念されていることといえば、水不足。梅雨が短かったこともあり、関東エリアのダムの貯水量は61%と、平均貯水量よりも27%少ない状況とのこと。
現状、断水など緊急の水不足が起こる心配はないとされていますが、“水をたいせつに”といった張り紙が公共施設で見られるなど、この夏はいつも以上に節水を心がけたいものです。

また未曾有の暑さがこのまま9月まで続くとなると、断水が起こることも十分考えられます。そのためもしものための水不足対策を、今のうちから用意してみてはいかがでしょうか。

水不足と聞いて真っ先に思い浮かべるものはもちろん飲料水ですが、実はすぐに食べられるレトルト食品も備蓄しておきたいもののひとつ。 体力を奪われるほどの猛暑ということもあり、スーパーのお惣菜を利用する人が急増しているようですが、これら“中食”と呼ばれる形態の食事やレトルト食品は、水を使わないため断水が起こった際にも重宝するもの。事実、猛暑や水不足になると売上がアップするといわれているのが、レトルトや缶詰を扱う食品メーカーなのです。

その他にも、簡易トイレや水の要らないシャンプー、身体拭きシートといった衛生用品も準備しておきたいところ。これら生活用品を扱うメーカーもこの夏の売上が右肩上がりと言われているため、皆さん既に備蓄を始めているのかもしれません。

ちなみに1日に必要な備蓄水は、1人あたり3リットル。夜間8時間断水することを考えると、家族4人であれば「1リットル×4人=4リットル」の飲み水は最低限用意しておきたいところ。アルピナウォーターの5ガロンボトルは約19リットル入りのため、1本で約5日の断水を乗り切ることができる計算となります。

断水時には飲み水以外にも、トイレや手洗い用の生活用水となる水をバスタブに貯めておくことも重要ですが、夜間だけの断水であれば、飲み水はウォーターサーバーのストック水で意外と対応できるもの。
レトルト食品や衛生用品といった備蓄品は、断水時だけでなくこれからの台風シーズンにもあると安心なストック品。いちど身の回りをチェックして、足りない物は少しずつでも買い足すことをおすすめします。