アルピナコラム-第105回

災害に備えてローリングストックを

2018年07月13日

先月、大阪北部では震度6弱の地震が。そして現在西日本では、未曾有の豪雨による被害が広がっています。

世界196カ国の国のなかで、災害が多い国ランキング5位に入る日本。
1位のインドでは洪水が、2位のアメリカではハリケーンが、そして我が国では台風による被害が最も多いのですが、日本は台風だけでなく地震の多さも世界第2位。つまり、世界的にみても大きな被害が出やすい国なのです。

ひとたび災害が起こると、スーパーやコンビニエンスストアの棚からは、あっという間に商品が姿を消してしまいます。そのため、1週間分程度の家族全員の食材の備蓄が推奨されているのですが、正直そこまでのストックはなかなかできるものではありません。

そこで内閣府が呼びかけているものが、「ローリングストック」です。
冷蔵庫の中や、キッチンの棚にストックしてある食材を思い浮かべると、翌日の朝食で使おうと思っていたパンや、夕食に使おうとしていた食材、それに加えてインスタント食品や缶詰など、意外と食料は手元にあるはず。そんな“普段食べている食材”を、もしものときに活用するのがローリングストックなのです。

またローリングストックの考え方では、インスタント食品やチョコレートなど、日持ちがする食材を少し多めにストックすることも推奨されています。
カップ麺の賞味期限はだいたい6ヶ月ですが、この期限が過ぎるまでに日常生活の中で消費しつつ、足りなくなったものを災害用として備蓄することがローリングストックの基本です。

アルピナウォーターボトル そしてこのローリングストックは、実はずっとアルピナウォーターでも呼びかけていた備蓄方法のひとつ。
ストックされている水ボトルを毎日消費しつつ、足りなればオーダーするというウォーターサーバーの使い方は、まさにローリングストックそのものなのです。

最近、都市部で暮らす忙しいビジネスパーソンや共働きのなかには、スーパーやコンビニを自宅の冷蔵庫変わりに使うといった世帯も増えているとのこと。
仕事帰りに、その日食べる食材と翌朝の朝食のみを購入して消費するのです。

狭い住宅が多く、24時間開いている店舗が複数ある都会だからこそ考えられた合理的な暮らし方ではありますが、もしもの際はとても怖いもの。せめて水やインスタント食品だけでも、備蓄することをおすすめします。