アルピナマスターコラム-第34回

アルピナマスターコラム

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第34回
水分の不足は冷え性につながる?

2014年01月31日

暖かい季節の訪れが待ち遠しくなるこの頃ですが、このような季節に悩む人が増えるのが冷え性ではないでしょうか。冷え性は特に女性に多いといわれており、最近では男性にも増えているといいます。
その主な原因は血行不良で、水分の摂り過ぎることも体を冷やすといわれていますが、逆に水分を極端に摂らないことでも冷え性につながってしまうことを皆さんは知っていますか。寒いからとはいえ水分摂取を控えるのは注意が必要なのです。

冷え性という言葉は季節を問わず耳にすることが多いと思います。医学的に表すと「末梢血管における血行障害」のことを指し、血行が悪くなることにより手や足の末端が温まりにくくなったり、腹部や腰が冷えてしまう症状です。

冷え性の主な原因としては先ほど触れたとおり血行不良が考えられ、これを引き起こす要因としては下記などが挙げられます。
  • 血液の汚れ…コレステロールや中性脂肪など老廃物が血液中に残り、その粘度が高くなっている
  • ストレスによる自律神経の働き…緊張や不安などのストレスにより自律神経が働き、血管が収縮してしまうことで血行が悪くなる
  • 運動不足による血行不良…歩くだけでも血行促進につながり足の血液を心臓に送り出す手助けとなるが、座ることが多い場合など、運動をしないと血液循環が悪くなってしまう。
このほかにも動脈硬化や高血圧なども要因の一つとして考えられています。

このように冷え性には様々な要因が関係していますが、体内の水分量が減少することも要因の一つとなるのです。
人の体はほとんどが水でできており(成人の場合60%)、その体内の水分量が減少すると大きな影響を受けてしまうのが血液です。血液は体の隅々まで巡って各細胞に栄養や酸素、そして熱などを送っていますが、水分量が減ってしまうとドロドロになり隅々まで行き渡りにくくなる。そうすると熱が届きにくくなってしまい、末端が冷えてしまうことになるのです。そのため、水分をバランス良く摂取して血液の流れを円滑に保つ必要があります。

1日に必要な水分量の目安としては、それぞれの方の体重を目安に求めることができ、「体重×1kg当たりの必要水分量(幼児100~120ml・子供50~100ml・成人50ml・老人40ml)」で求められます(この場合60kgの方は3ℓとなります)。また、食事で摂取される水分量の平均が1.5ℓとなっているため、その水分量を考慮して適切な水分量を摂ることが大切となります。

寒い時期には常温の水も冷たいため白湯(一度沸かしてから、飲める程度まで冷ましたお湯のこと)を飲むと冷えや胃腸への負担も防げるといいます。皆さんも冬においてもバランスを考えて水分を摂取するように心がけましょう。