アルピナマスターコラム-第30回

アルピナマスターコラム

アルピナマスターコラム

第30回
「温泉」を飲んで健康促進?

2013年11月19日

木々が色づき始めて段々と寒い季節となってきました。
この時期になると、皆さん恋しくなるのが温かい食べ物もそうですが、温泉ではないでしょうか。
日本は世界でも有数の温泉大国です。
その温泉地数は現在3,108か所あり、各都道府県に温泉のない地域はありません。
それほど日本には多くの温泉があるのです。
温泉は浸かることで疲労回復やリラックス効果がありますが、病気などへの様々な効能が期待できるのも特徴です。
また、日本には湯治といった温泉療養がありますがこれは古くから行われており、その効果が大きいことが認められています。

そんな様々な効能がある温泉ですが、皆さんは温泉水を飲用できることを知っていますか。
もちろん飲用に適さないものや、浸かるのみで飲むことが難しい温泉も多くありますが、飲用できる温泉水は、体の特定の不調など症状を緩和する働きがあります。

温泉水を一言で表すと、マグマで温められた地下水です。
水の分類ではミネラルウォーターとされており、水の温度が25度以上でミネラルを含んでいて自噴している地下水を指します。
日本では温泉に浸かる文化はありますが、飲むという文化はあまりありません。
しかし、ドイツ、イタリア、フランスなどヨーロッパでは、温泉水を飲むことが体に良いとされ、「飲泉法」といった療養法も行われています。
温泉水を飲んでミネラルなどを補給しながら病気を体内から治療する。こういった方法が盛んに取り入れられているのです。

では温泉水を飲むことでどのような効果が得られるのでしょうか。
飲用できる温泉の効能や種類について一部分を紹介します。

・「炭酸水素塩(重炭酸土類)泉」
胃内の酸を中和させて、腸の運動を穏やかにする効果あり。利尿効果も高い。

・「単純温泉(アルカリ性単純温泉)」
胃の粘膜に微細な刺激を与えることで、慢性胃腸病、慢性便秘などに効果がある。

また、他にも「二酸化炭素泉」は慢性消化器病や食欲増進、「硫酸塩泉」は慢性胆のう症、胆石症などに効果があるとされています。

このように温泉水は飲むことでも体に良い効果があります。
しかし、旅行先などで温泉を手当たり次第飲んでよいわけではありません。
「含鉄泉」や「酸性泉」など飲用すると危険な温泉や、ミネラルが過剰に含まれているものもあります。
温泉水の衛生面にも注意して、飲用できるか否かを十分確認する必要があります。

現在は、ペットボトルなどで市販されている温泉水も多くなってきました。
温泉水を試す際は、こういったものを飲用されて効能を確かめるのも一つかもしれません。