アルピナコラム-第93回

自宅カフェが進化!フォースウェーブコーヒーとは?

2018年01月09日

2017年の流行といえば、おしゃれなカフェなどで“インスタ映え”を狙うといったもの。しかし2018年は、ソトではなくウチでおしゃれなドリンクを楽しむ第4の波 “フォースウェーブコーヒー”が訪れそうな予感です。

一昨年から昨年にかけて、コーヒー業界に“サードウェーブ”が訪れましたが、そもそもこの波とは何なのかをおさらいすると、第1の波であるファーストウェーブは、19世紀に遡ります。

それまでコーヒーは上流階級だけが楽しむ特別な飲み物でしたが、流通の発達により庶民にも広く親しまれることに。1899年には日本人科学者である加藤サリトル博士が世界で初めてインスタントコーヒーを発明し、1960年代は缶コーヒーをUCC上島珈琲の創業者である上島忠雄氏が発明するなど、誰もがコーヒーを手軽に口にできるようになりました。
いわゆる昔ながらの“喫茶店”が多く現れたのも、このファーストウェーブの時代にあたります。

そしてセカンドウェーブは、スターバックスやシアトルズベストのような、エスプレッソを使用したアレンジコーヒーの登場時期。そしてサードウェーブでは、豆の生産方法から焙煎までを徹底的に管理した“スペシャリティコーヒー”を、ハンドドリップで一杯ずつ提供するお店が登場しました。コーヒーが単なる飲み物ではなく、ワインのように香りや銘柄を楽しむ趣味の領域に入ったというワケですね。

そんな趣味の領域からさらに一歩踏み込んだ第4の波が、自宅カフェ。これまで、市販の豆を使用してコーヒーメーカーで煎れるといった方法が主流だったものの、焙煎モードやミルモードが付帯したコーヒーメーカーが昨年大ヒット。この影響を受け、よりコーヒーこだわってみたい人が増えたのかもしれません。

フォースウェーブで予想されているのは、焙煎器やドリッパーなど本格的な道具をそろえ、自分好みの究極の一杯を煎れるといったもの。また道具はもとより、コーヒーの要である豆と水の組み合わせにこだわる人も増えるでしょう。

コーヒーのドリップは、同じ豆であっても水の硬度次第で味が変わる、科学実験のようなもの。 硬度が高ければ酸味が強く、低ければ苦みが強くなるため、まずは水を変えることから自分好みのコーヒー探しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
超軟水であるアルピナウォーターを使用すれば、豆本来のポテンシャルと焙煎技術がダイレクトに現れる、ピュアなコーヒーが楽しめるはずです。