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シリカ水(ケイ素)の美容・健康効果とは?安全?危険?

シリカ水 水と健康

シリカ水は、肌や髪、骨などの健康維持に関わるミネラル「シリカ(ケイ素)」を含む水で、美容や健康への効果が期待されています。
コンビニなどで販売されている一部のミネラルウォーターにも自然に含まれており、日常的に手軽に摂取できます。
ただし、明確な効果や摂取基準は確立されていないため、過剰摂取を避け、適切な範囲で取り入れることが大切です。
そこで、今回はそもそもシリカとは何か?ということを分かりやすく紹介しながら、シリカが含まれた水(シリカ水)のメリットやデメリットを紹介します。

シリカとは?

シリカは美容や健康、そして工業用途にまで幅広く活用されています。
最近では、ミネラルウォーターに含まれるミネラルのひとつとして良く耳にしますが、「シリカがどんな成分なのか」、「どんな働きをするのか」は意外に知られていません。
そこで、ここでは成分や種類など、シリカの基本的な情報を紹介します。
また、良くシリカとセットで紹介される「ケイ素」についても、その違いなどを分かりやすく解説します。

シリカとは何か?

シリカは、「二酸化ケイ素(SiO2)」という化合物の通称です。
自然界では岩石、砂、土壌などに広く存在しており、人体にもわずかに含まれています。

シリカの種類と成分

シリカは大きく分けて2つの種類があります。
ひとつは「結晶質シリカ」、もうひとつは飲料水に含まれる「非晶質シリカ」です。

(1)結晶質シリカ
石英などの鉱物に見られ、硬く透明度が高くガラスや半導体に使用されます。
(2)非晶質シリカ
微細な粉末状で、食品添加物や医薬品、化粧品など幅広い分野に用いられています。
ミネラルウォーターなどの飲料水に含まれるシリカはこちらになります。
非晶質シリカ

シリカの働きや役割

シリカは、人体では主に皮膚・骨・血管・毛髪・爪などを健康に保つ成分として、コラーゲンやエラスチンの働きをサポートするといわれています。
そのため、シリカは「肌の弾力やハリ」を保ち、「関節の柔軟性」を維持するなど、さまざまな健康効果が期待されています。
また、シリカは他のミネラル(カルシウム、マグネシウムなど)と一緒に働くことで、骨の形成や細胞同士の結合にも関与するといわれています。
年齢とともに体内のシリカ量は減少するといわれ、継続的な摂取が大切となります。

シリカと「ケイ素」の違い

「シリカ」と「ケイ素(Si)」は混同されがちですが厳密には異なります。
ケイ素は元素そのものを指し、自然界ではほとんど単体では存在せず、酸素と結びついて「二酸化ケイ素(=シリカ)」という形で存在しています。
つまり、「シリカはケイ素を含む化合物」のことであり、私たちが体に取り入れるのは、ケイ素そのものではなく「シリカ(SiO₂)」という形になったものです。

シリカが含まれているもの

シリカはもともと自然界に広く存在する成分で、特に地中の鉱物や火山岩に多く含まれています。
こうした地層を通って湧き出す天然水には、シリカが自然に溶け込んでいます。いわゆる「シリカ水」として市販されている製品の多くも、このような天然の水を原料にしていることが多いです。
また、シリカは食品にも含まれており、特に根菜類(じゃがいも・ごぼう・たけのこなど)、雑穀(キビ・アワなど)、穀物の外皮(米ぬか・全粒粉)などに多く見られます。植物が成長する過程で、土から吸収したケイ素を取り入れているためです。

ミネラルウォーターで手軽にシリカを摂取する

意識的にシリカを摂取する方法としてもっとも手軽なのは、シリカを含んだ天然水やミネラルウォーターを飲むことです。
シリカの摂取量については、現在のところ日本国内では明確な「摂取上限」は定められておらず、通常の食事から摂取されるシリカの量であれば、過剰摂取による健康リスクは低いと考えられています。
日本の成人は1日に約20~30mg摂取しているといわれてますが、市販のミネラルウォーターの中にはシリカが「100mg以上」含まれているものもあります。
また、加熱調理などでシリカの量が減る心配はほとんどなく、食材そのものに含まれるシリカを意識して取り入れることも有効です。

ミネラルウォーター(シリカ水)以外でのシリカの摂り方

シリカを摂取する方法は水以外に「食品」や「サプリメント」があります。

(1)食品から摂る
自然な形で摂取できるため安心感がありますが、どれだけ摂れているかを正確に把握しにくいのが難点です。
(2)サプリから摂る
効率的に摂取できる反面、成分の安全性や吸収効率などに注意が必要です。医薬品ではないため、過剰摂取にならないようラベルや表示を確認することが重要です。

美容や健康など、シリカのメリットと効果

シリカは、日々の生活で意識して取り入れることで、美容や健康面にさまざまな良い影響をもたらすといわれています。
特に、加齢とともに体内のシリカ量は減少するとされており、継続的に摂取することで、若々しさや体の内側からのサポートが期待されています。

シリカの美容や健康面への影響(肌・髪・関節など)

シリカには、コラーゲンやエラスチンといった成分を支える働きがあるとされており、肌のハリ・ツヤを保つサポート成分として注目されています。
また、髪や爪の成長を助ける役割もあるとされ、美しさを維持したい人にとっては心強いミネラルです。
さらに、関節や骨の健康を保つ機能についてもシリカは関係しているといわれており、骨密度の維持や関節の柔軟性に関係するという報告もあります。

シリカ 美容

デトックスや老化予防への期待

シリカには体内の不要な成分の排出を促す性質があるといわれていることから「デトックス効果」があると紹介されることもあります。
また、老化の進行をゆるやかにするミネラルとして紹介されることもあります。

体内におけるシリカの役割

体内でシリカが多く存在しているのは、骨・血管・皮膚・爪・毛髪といった部分といわれています。
シリカはこれらの組織の細胞間の結合を強くしたり、弾力を保ったりする性質があるといわれています。
また、シリカはカルシウムやマグネシウムなど他のミネラルと相互に作用し、骨の形成や修復をサポートするともいわれています。
シリカは「見た目の美容」だけでなく、「体を支える基盤」にもなる大切なミネラルのひとつといわれています。

美容や健康など、シリカを摂るリスク

シリカには明確な摂取上限は日本国内では定められていませんが、だからといって無制限にとり入れても良いとは限りません。
一般的な食生活において、自然に摂取されている量は1日あたり約20~30mgとされており、一部の健康志向の人たちの間ではミネラルウォーターなどにより1日100mg以上摂るケースも見られます。
ただし、過剰に摂取し続けた場合、体内での吸収バランスが崩れたり、他のミネラルとの干渉が起きる可能性も否定できません。摂取量に明確な上限はりませんが、体調の変化などを見極め、適切に摂取することが大切です。
また、飲料水などに含まれるシリカは美容や健康面で必ずしも効果が出るとは限りません。
国民生活センターへ寄せられる苦情の中にも同様のものがあり、同団体からも「シリカやケイ素の摂取量は、通常の食事等からの摂取で不足することはないと考えられており、多く摂取することの有効性については明確な情報は見当たりません。
商品を購入、利用するときは必要性を良く検討しましょう。(原文ママ)」と、消費者へアドバイスしています。

シリカが入った商品の選び方

健康や美容への関心が高まる中、シリカを手軽に取り入れられる商品も多く登場しています。
とはいえ、種類が豊富で何を選べば良いのか迷うこともあるでしょう。自分に合った商品を選ぶためには、それぞれの特長を正しく知ることが大切です。
シリカが含まれた水は、美容や健康面の維持に飲まれることが多いです。成分表示には「シリカ含有○○mg/L」などと記載されていますので、購入時に確認してください。
また、「炭酸水にシリカが含まれている」という話を耳にしますが、炭酸水には必ず含まれているわけではありません。購入の際は注意しましょう。サプリも同様に成文表示をしっかり確認し摂取目安量を守りましょう。
玄米、じゃがいも、たけのこ、ごぼう、キビなどにはシリカが多く含まれているといわれているので、食生活で意識的に取り入れ自然に摂取するようにしましょう。

シリカ水を摂り入れるタイミング

シリカ水に限った話ではありませんが、日常の水分補給と同じタイミングで取り入れるのが最も自然な方法です。特に、おすすめのタイミングは以下の通りです。

(1) 起床後のコップ1杯
寝ている間に失われた水分を補い、体を整えます。
(2) 食事中や食後
食事と一緒に摂ることで吸収がスムーズになり習慣化しやすくなります。
(3) 入浴後や運動後
汗で失ったミネラルを補給しながらシリカも一緒に摂ることができます。

シリカ商品の安全性など(国民生活センターの見解)

シリカを含むとされる飲料水や健康食品が、美容や健康に良いとする宣伝が多く見られる中、「国民生活」センターでは、これらの製品に関する実態調査を実施しています。
実際には、シリカやケイ素の有効性や安全性について、科学的な根拠が十分に示されていない商品も存在しており、表示や広告に法令上の問題があるとみられるケースも確認されています。
そこで、シリカやケイ素を含む商品を購入・利用する際は、広告の表現や成分表示に注意し、自分に本当に必要なものかどうかをしっかりと見極めるようにしましょう。

「シリカ水に重金属が含まれている」という見解への検証と実態

ミネラルウォーターなど、シリカを含む水には「重金属類」が入っているので注意が必要と書かれているコラムも世の中には多いようです。
しかし、実際に「国民生活センター」が調べたところ、調査対象となった飲料水や生成器で作られた水において、鉛・カドミウム・ヒ素・水銀といった重金属の濃度が、食品衛生法で定められたミネラルウォーター類の成分規格を超えるケースは確認されませんでした。
さらに、濃縮液やサプリメントなどの製品においても、表示された摂取目安量を毎日守って使用した場合、これらの重金属によって健康被害が生じるリスクは「高くない」と評価されています。
このように、製品を適切に使用していれば、重金属による過剰摂取の心配は基本的にないと考えられています。
ただし、すべての製品において安全が保証されているわけではないため、購入時には成分表示やメーカーの信頼性などを確認しましょう。

工業・化粧品などでのシリカの使われ方

シリカは、健康や美容面だけでなく、物理的な安定性や吸着性、化学的な安定性などの特徴を活かして、工業製品から食品添加物に至るまで幅広く利用されています。
ここでは、具体的にどのような分野で活用されているのかを紹介します。

工業製品への応用(ガラスやセメントなど)

シリカはその耐熱性や硬度の高さから、ガラスやセメント、半導体材料などの基礎素材として広く活用されています。
中でも「石英ガラス」は純度の高いシリカから作られており、光ファイバーやレンズ、液晶ディスプレイの製造にも使われています。
また、シリカを主成分とする耐火材や、タイヤに使用されるゴムの補強材としても重宝されており、その高い安定性と強度によって、自動車産業や建設業などの分野でも欠かせない素材となっています。

化粧品や医薬品への利用

シリカは、化粧品の「サラサラ感」や「光の拡散」といった機能をもたらす成分として使われています。
フェイスパウダーやファンデーション、スキンケア製品などに配合され、皮脂を吸着してテカリを抑える効果や、肌をなめらかに見せる役割を担っています。
また、医薬品では錠剤の形を安定させるための「賦形剤(ふけいざい)」として利用されることが多いようです。

食品添加物・機能性原料としての利用

食品分野でシリカは「食品添加物」として認められており、主に「固まらないようにするための物質」として使われています。粉末のスープやインスタント食品、塩などの製品に使われています。
また、近年では「機能性ミネラル」として、栄養補助的な役割でシリカを摂取する飲料やサプリメントも増えており、食品の中でも「健康面をサポートする素材」としての需要が高まっています。

シリカを手軽に摂るなら「ウォーターサーバー」が便利

肌のハリや髪のツヤ、骨や関節のサポートなどに関わるミネラルとして効果を期待するシリカ水ですが、ペットボトルを購入したり、サプリメントで摂取したり、面倒な手間を省きたい方もいらっしゃると思います。
そこで、おすすめなのがシリカを含むウォーターサーバーの活用です。特に、ボトル型のウォーターサーバーなら、設置もかんたんで手軽に始められ、日常の水分補給の延長でシリカを自然に取り入れることができます。ボトルも必要数に応じて配達してくれるので、購入の手間も省けます。
また、冷水も温水もすぐ使えるため、料理や赤ちゃんのミルク作りにも便利です。
忙しい日々の中でも、健康や美容への一歩を無理なく始めたい方にとって、ボトル型のウォーターサーバーはおすすめです。

シリカも摂れる「アルピナウォーター」を、毎日の暮らしに

北アルプスの清らかな天然水を原水に、NASA開発の「ROろ過システム」により不純物を徹底的に除去した純度99.9%のピュアウォーター、それが「アルピナウォーター」です。
硬度わずか1.05という超軟水で、口当たりが非常にやわらかく、赤ちゃんのミルクや繊細な料理にもぴったりです。 当然、「シリカ」も含まれています。
製造は国際的な食品安全基準「ISO22000」「FSSC22000」認証を取得した無菌工場で管理されており、品質と安全性の両立を実現! ご家庭でも安心してご利用いただけます。

アルピナウォーター

アルピナウォーターをおすすめする理由

(1)高品質なのにリーズナブル
12Lボトル1本あたり1,242円(税込)、500mlあたりわずか51.75円。日常的に飲むお水だからこそ、コストを抑えながら品質にこだわりたい方に最適です。
(2)必要なときに、必要な分だけボトルをお届け
定期契約は不要。飲む量やライフスタイルに合わせて使いたいときだけ注文可能。一人暮らしの方や不在が多いご家庭でも、無理なく続けられます。
(3)無料配送でさらに手軽に
対象エリア内であれば、配送料は一切不要。
12Lボトル3本からの注文で送料完全無料となり、追加費用を気にせず利用できます。
(4)空ボトルの回収も無料
使用済みのボトルは無料で回収。家庭ゴミとして処理する手間もなく、環境にも配慮されています。
(5)登録不要ではじめられる
会員登録不要でスタートできるので、「まずは試してみたい」という方にもぴったり。手軽さと本格派の品質が両立したウォーターサーバーです。

美容・健康習慣の第一歩に「アルピナウォーター」を

毎日自然に摂取できるシリカ入りのピュアウォーター、アルピナウォーターは「水にこだわる」という選択が、美容や健康、家族の安心にもつながることを教えてくれます。まずは一度、手軽なお試しから始めてみませんか?

まとめ|シリカの魅力を正しく知って賢く取り入れる

シリカ(ケイ素)は、肌や髪、骨、関節など、体のさまざまな組織を支える重要なミネラルのひとつです。
美容や健康への期待から注目が集まる一方で、その摂取方法や安全性については正しい理解が求められます。
日常の食事や天然水からでも自然に摂取できるシリカですが、効率良く・無理なく続けたい方には、ミネラルウォーターやウォーターサーバーの活用を検討しましょう。
ただし、効果や必要性を見極めながら、自分に合ったスタイルで取り入れることが大切です。信頼できる情報をもとに、安全性の高い製品を選びながら、シリカのある暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか。

Q&A|シリカよは?シリカ水とは?

Q1.シリカとは何ですか?
A.シリカは「二酸化ケイ素(SiO₂)」という化合物で、自然界の岩石や土壌、天然水、食品などに広く存在するミネラル成分です。
Q2.シリカとケイ素はどう違うの?
A.ケイ素は元素名(Si)で、シリカはケイ素が酸素と結合した化合物(二酸化ケイ素)です。私たちが摂取するのは、通常この「シリカ」の形です。
Q3.シリカにはどんな種類がありますか?
A.主に2種類あり、石英などの鉱物に含まれる「結晶質シリカ」と、ミネラルウォーターなどに含まれる「非晶質シリカ」があります。
Q4.シリカは体のどこで使われていますか?
A.骨、皮膚、髪の毛、爪、血管などに存在し、コラーゲンやエラスチンの働きを支え、美容や健康に関わる大切なミネラルといわれています。
Q5.シリカを摂ると美容に効果がありますか?
A.シリカは肌のハリや髪のツヤ、関節の柔軟性などをサポートするとされ、美容成分として注目されています。
Q6.シリカはどのような食品に含まれていますか?
A.じゃがいも、ごぼう、たけのこ、雑穀類(キビ・アワなど)、米ぬかや玄米などの外皮部分に多く含まれています。
Q7.シリカ水は安全ですか?
A.国民生活センターの調査によると、調査対象となったシリカ水には重金属類が基準値を超えて含まれている例は確認されておらず、表示通りに利用する分には健康被害のリスクは低いとされています。
Q8.シリカの摂取に上限はありますか?
A.日本では明確な耐容上限量は設定されていませんが、摂りすぎによる吸収バランスの崩れなどのリスクも考慮し、適量を守ることが大切です。
Q9.シリカを摂るベストなタイミングは?
A.起床後、食事中・食後、入浴後・運動後など、水分補給のタイミングでシリカ水を取り入れるのが自然で続けやすい方法です。
Q10.シリカを手軽に摂るにはどうしたらいい?
A.ミネラルウォーターやウォーターサーバーを利用するのが手軽で効率的です。とくに「アルピナウォーター」など、シリカを含む高品質なピュアウォーターを日常に取り入れるのがおすすめです。

<参考文献>

国民生活センター「シリカやケイ素を摂取できるとうたった飲料、健康食品等に関する調査-ケイ素の摂取は美容や健康に良い?-」
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20221207_2.html

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