アルピナコラム-第98回

ウォーターサーバーを活用!1975スタイルの和食

2018年03月23日

平成13年に一般家庭の米の消費量が年間100キロを割ったことから、日本人のコメ離れが叫ばれてきました。しかしとあるデータによると、60代以上の高齢者の方が朝はパン食が多く、10代20代は朝も昼もコメ食が多いとのこと。じつは若い人ほど、コメ食を好んでいるのです。
ではなぜコメの消費量が減っているのかといえば、単純な人口減と、食の細い高齢者が増えたため。単身者や若者が利用する外食や中食では、コメの消費量は増えているのです。

「コメ=和食」のイメージですが、この和食こそが日本人の長寿の秘訣だと言われています。しかし現在の和食はといえば、コンビニのおにぎりや揚げ物を乗せた丼など、手軽でハイカロリーなものがほとんど。私たちが食べている和食は、ユネスコの無形文化遺産に登録された和食とは少々ほど遠いものなのです。

そんななか、いま注目を浴びているのが1975年の食事スタイルです。白米にお味噌汁、そしてお漬け物に焼き魚に煮物といった昭和のお袋の味が、2型糖尿病・認知症・がんなどを予防し、健康寿命を延ばすと明らかになったのです。

昭和の日本食の特徴といえば、
・主菜と副菜を揃える
・油をあまり使用しない調理法
・大豆製品、魚介類、野菜をバランス取り入れる
・発酵調味料を多用する
といった、いわゆる一汁三菜の食事。手間がかかるため、忙しい現代ではなかなか難しいですが、ウォーターサーバーを活用して少しだけでも1975スタイルを実現してみてはいかがでしょうか。

1975スタイルの基本といえば白米とお味噌汁ですが、じつはコメよりも味噌汁離れの方が深刻な模様。お味噌汁を飲まない人が増えているなど、お味噌汁は面倒くさい食べ物の代名詞のようです。

確かに一人分や少人数となるとつくるのは面倒ですが、味噌に粉末の煮干しや鰹節などを混ぜた出汁入り味噌を作っておけば、それだけでインスタントに早変わり。ウォーターサーバーのお湯を注くだけで、立派なお味噌汁になるのです。

最近では海外でも“ミソスープ”として人気のお味噌汁ですが、作り置きしたお味噌汁をアイスキューブにして冷凍している家庭も多いのだとか。風味はなくなりますが、発酵食品を手軽に摂りたいという健康志向の現れかもしれませんね。

またウォーターサーバーの美味しいお水と無洗米を使うと、それだけで料亭顔負けのふっくらツヤツヤご飯を手軽に炊くことも可能。これにお漬け物と納豆といった調理不要なおかずを添えるだけでも、立派な1975スタイルの朝食になりますね。

和食は手間がかるため、忙しい現代人には不向きかもしれません。ですが、手間をかけることだけが重要ではないはず。冷凍食品を使う・ウォーターサーバーを活用するなどして、手抜きで簡単ながらも健康的な1975スタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。