アルピナマスターコラム-第94回

アルピナマスターコラム

アルピナマスターコラム

第94回
輸出量が年々増加!? 日本産ナチュラルウォーター

2018年01月19日

皆さんは、毎日どこで採水されたどんな水を飲んでいますか。
自宅ではウォーターサーバーの水を。外出先では、コンビニなどでミネラルウォーターを購入するといった方は少なくないですが、多くの方は、価格やブランド名だけで選ぶことが多いはずです。あまり水の産地を日本人が気にしないのは、どの水であっても“日本産であれば安全”だと信用しているためでしょう。

しかしながら、多くの国はそうではありません。そもそも生水がそのまま飲める国は少ないうえに、環境汚染によって川の水が飲めないといった被害が増えているとのこと。約10年後には、世界的な水不足が起こるのではと危惧されていますが、そんななか、日本の森林(水資源)を海外が買い漁っている問題をご存知でしょうか。

いま海外で注目されているのが、安心安全なメイドインジャパンのナチュラルウォーター。
国土の7割が森林という、先進国のなかでも森林資源がトップクラスに豊富な国である日本。そのため、湧水などの美味しい水が日本各地で採水されるのですが、そんな水資源を多くの国が狙っているのです。

アルピナウォーターの工場がある長野県大町市の周辺には何もありません。何もないからこそ、綺麗でおいしい水が採水できるのですが、アルピナウォーターの大町工場では、工場排水を人間が飲んでも問題ないほどまでに処理するなど、水資源を守ることも心がけています。自然の恵みがあってこその水だと考えているからですね。

しかし今問題となっている、海外資本による日本の森林買収はどうでしょう。
富士山周辺や北海道はブランド水として海外で人気があるため、この近隣の水資源が特に高値で取引されているようですが、果たして大町工場のように周辺環境や自然に配慮してくれるかは疑問。豊かな森林を壊し、資源だけを奪うといったことが危惧されているのです。

森林買収に歯止めをかけるため、平成26年には国内の水資源の保全を図る“水循環基本法”が成立しましたが、今のところ具体的な規制や罰則はなし。自然が生んだ美味しい水を守るためにも、いま一度、目の前の水がどの場所でどのような方法で採水されたのか。そしてその工場ではどのような取り組みがされているのかについて、考えてみてはいかがでしょうか。

今年はフードロスなど“食”を見直す年だと言われていますが、飲料水からも学ぶことがたくさんありそうですね。