アルピナコラム-第74回

身体のなかからエイジングケア!話題の発酵食品

2017年02月21日

2年ほど前より、じわじわと続いている発酵食品ブーム。
日本には納豆や味噌・醤油といった大豆発酵食品をはじめとした伝統的な発酵食品があり、これらは今ではスーパーでどれも手軽に手に入るようになりました。
けれども昔はどの家にも糠床があり、冬になると味噌を仕込むなど、家で発酵食品を作ることはごく当たり前だったようです。

発酵食品ブームの火付け役となったのは、やはり塩麹。肉や野菜が柔らかくなるのはもちろんのこと、『美肌効果』『エイジングケア』など、家庭の台所を主に切り盛りする女性の心にこれらのワードが響いたのかもしれません。

そんな発酵食品ブームにのって、自宅で味噌や塩麹などを手作りするなど、“昔の食文化に戻る”方が増えている昨今。
寒さの厳しい2月は雑菌が繁殖しにくく、味噌づくりには最適な時期。そのためこの時期には各地で味噌作りイベントが開催されたり、上質な米麹が品薄になるなど、まだまだ“菌活”ブームは続いているようです。

そんななか、次なる発酵食品として注目されているものが、甘麹。
砂糖不使用ながらも麹とお米の発酵パワーでできた自然の甘みが楽しめる甘麹は、ダイエットにも◎。シュガーレスなのでむし歯が気になるお子さんのおやつ作りにも活躍するなど、塩麹と同様に冷蔵庫にあると嬉しい調味料なのです。

種菌を使用した自家製ヨーグルト作りも人気となっていますが、こちらは専用メーカーを購入する必要があるなど、始めるためのハードルが少々高いのですが、甘麹は家庭にある道具で作れる優れもの。米麹とご飯と炊飯器があれば、意外と簡単に作ることができるため、2017年の菌活のひとつに、甘麹を取り入れてみてはいかがでしょうか。

種菌を使用した自家製ヨーグルト作りも人気となっていますが、こちらは専用メーカーを購入する必要があるなど、始めるためのハードルが少々高いのですが、甘麹は家庭にある道具で作れる優れもの。米麹とご飯と炊飯器があれば、意外と簡単に作ることができるため、2017年の菌活のひとつに、甘麹を取り入れてみてはいかがでしょうか。

【甘麹の作り方】
  1. 米糀:ご飯を1:1の割合で炊飯器に入れて混ぜる。(米麹300gであれば、ご飯300g)
  2. ぬるま湯を1の割合で入れ、かき混ぜる。(米麹・ご飯300gであれば、ぬるま湯は300cc)
  3. 炊飯器の保温機能のスイッチを入れる。
  4. 炊飯器の蓋は開けたまま、布巾を蓋代わりにかけて5時間程度放置して完成です。
※完成した甘麹は、冷蔵・冷凍保存が可能です。
ウォーターサーバーならぬるま湯も簡単です。