アルピナマスターコラム-第69回

アルピナマスターコラム

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第69回
保水力の要!セラミドの選び方

2016年12月09日

化粧水やサプリメントなどで何かと耳にする「セラミド」。 特に乾燥が気になるこの時期になると、様々なメーカーがセラミド配合の化粧品の販売に力を入れています。

そもそもセラミドとは角質層の主成分で、お肌の水分保持に関わる成分のひとつ。
これはコラーゲンやヒアルロン酸同様に、年齢と共に減少していくことから外から補うことが必要で、 アトピーのカサカサ肌の原因のひとつはセラミド不足と言われているなど、健やかなお肌を保つためにはとても重要な成分なのです。
そんなセラミドですが、一口にセラミドと言っても種類があることをご存知でしょうか。

セラミド配合化粧品の価格はピンキリ。
千円程度のプチプラコスメにも、数万円以上する高級コスメにも配合されていますが、この価格の違いは、配合量ではなく配合されているセラミドの種類の違いにあります。

化粧品に使用されているセラミドは、安価なものから順に、
・合成セラミド
・植物性セラミド
・ヒト型セラミド
・天然セラミド
の4種類。
これらどのセラミドが使用されているかによって、化粧品の価格は大きく変わるのです。

なかでも石油からつくられる合成セラミドは、大量生産が可能かつ安価なため、プチプラコスメにはほとんどこれが使用されています。
合成セラミドは別名“擬似セラミド”と呼ばれおり、実はセラミドとは全く異なる成分。そのため減少したセラミドを補う役割はなく、足りないセラミドを補給するというよりも、異なる成分でセラミドに似たような潤いを足すといったほうが正しいかもしれません。

成分表示に“セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド”とあれば、配合されているのは合成セラミド。
キャッチコピーに「セラミド配合!」と書かれていても、そこに本物のセラミドは配合されていないため、肌質の根本改善には至らないと覚えておきましょう。

その反対に“ビオセラミド”“セレブロシド”といった表示があれば、動物性の天然セラミドが配合されている証。
使い続けることで肌本来のセラミド量を増やすことができると言われているため、カサカサ肌を根本的に改善したいのであれば、少々高価ではありますが天然セラミドを選ぶと良いでしょう。

そして両者の中間にある植物性セラミドとヒト型セラミドは、植物や酵母から生成されたセラミドで、天然セラミドより効果は劣るものの、肌に優しく敏感肌の方でも使える点が特徴です。

普段化粧品を購入する際、パッケージの可愛さやキャッチコピーについつい釣られて手にとってしまうことは少なくありませんが、冬のカサカサ肌を根本から改善したいと考えるのであれば、成分表示をしっかり確かめることをおすすめします。
この冬は正しく化粧品を使って、冬でも潤いのあるツヤツヤ肌を目指しましょう。