アルピナコラム

「LED+水」でつくるマイファーム

2016年03月15日

そろそろ暖かくなってきたので、ベランダやお庭で植物を育ててみようと考えている方も多いのではないでしょうか。
観賞用のお花ももちろん素敵ですが、ハーブや野菜であれば、収穫して食べるという楽しみもありますよね。けれどもベランダ菜園は土が舞うし、害虫駆除が大変。そんな方々におすすめしたいものが、お部屋のなかでできる水耕栽培です。
東急ハンズをはじめとしたバラエティショップやガーデニング用品店でも、この春一押しの商品として売られている「LED水耕栽培キット」。今回はその使い方や特徴をご紹介しましょう。

私たちが普段食べている野菜のなかには、既にLED水耕栽培で育っているものが沢山あります。野菜と聞くと畑で収穫されるイメージがありますが、成長が早く、害虫が発生せずクリーンということで、今や野菜は畑ではなく「植物工場」で育てられているのです。
大規模な植物工場となると設備投資費用もランニングコストもかかりますが、それでも植物工場はトレンドビジネス。パナソニックや日本GEといった大企業が続々参入しており、なかには工場見学を行っている企業もあるようなので、興味のある方は社会科見学へ出かけてみてはいかがでしょうか。

そんな植物工場を自宅で再現できるものがLED水耕栽培キット。温度や湿度が徹底管理されている工場のように完璧な水耕栽培が再現できるわけではありませんが、これまで植物を枯らし続けてきた…というズボラさんでも成功しやすい点が人気の秘密。観葉植物のようにインテリアとしても楽しむことができます。

“おしゃれで簡単”ということで始める方が多く、成功すれば室内がマイファームとなる楽しいLED水耕栽培ですが、実はデメリットも。途中で挫折しないように、LED水耕栽培の気になる点も少しご紹介しましょう。

LED水耕栽培は24時間ポンプで水を循環させてLEDライトを照らし続けるため、音と光が気になるという声も。さらには電気代がかかるだけでなく、スターターキットが15,000円以上、専用肥料が必要など、初期投資もベランダ菜園以上に必要に。まさに植物工場と同じように、設備投資とランニングコストがかかるというわけです。
水耕栽培も人も水が大事。「日本の屋根」北アルプスに降った雪は、天然のフィルターである山々や砂地を通って濾過され、大量の湧き水となって滲みだしています。すばらしい自然に恵まれた地です。その採水地でくんだお水がアルピナウォーターとなっています。

さて、正直食べるだけであれば、スーパーで買ったりベランダ菜園を始めた方がはるかに安くすみます。
それでもLED水耕栽培がブームとなっているのは、近未来的な植物の育て方が楽しめるため。
少々投資は必要ですが、大人の壮大な遊びとして、この春LED水耕栽培を始めてみてはいかがでしょうか。ズボラさんでも、無農薬野菜が簡単に作れるというところも嬉しいポイントです。