アルピナコラム-第113回

今秋注目のドリンクはジンジャーがカギ

2018年11月09日

手足が冷えるこれからの季節、カラダを芯から温めてくれる食材といえば「生姜」ではないでしょうか。

冬の定番ともいえるこの食材の旬は、まさに今。
初夏には甘酢漬けなどで楽しめる“新生姜”が出回るため、夏の食材と思われがちですが、これらはいわゆるハウスもの。10月下旬あたりから今月中旬に収穫される新生姜こそ、生姜本来の香りとうま味が味わえる露地物なのです。

生姜の一大産地である高知県産のものが多いのですが、出荷量が少なくスーパーではあまり出回らないため、青果店で見つければぜひとも味わってもらいたい旬の食材のひとつ。
秋といえば、栗・まつたけ・きのこといったイメージが定着していますが、意外にも生姜も旬の食材だったのです。

そんな今が旬の生姜ですが、今年はドリンクのフレーバーとして人気を博しそうな予感。夏には、従来の商品よりもピリッとした刺激強めの大人のジンジャーエールや、ジンジャーシロップ専門店のコールドドリンクが話題となりましたが、これからの季節といえばやはりホットドリンク。
この時期しか手に入らない“露地物新生姜”を使って、ジンジャーラテやジンジャーレモネードなど、冷えた身体を芯から温めてくれる旬な生姜シロップを作ってみてはいかがでしょうか。

シロップの基本の食材はといえば、
・生姜…100g
・砂糖or蜂蜜…100g
の2つのみ。

生姜は皮の部分に香り成分が詰まっているため、皮ごとスライスorすりおろして、あとは煮沸消毒した清潔な瓶の中で砂糖か蜂蜜に漬け込むだけ。
生姜の水分が抽出されてサラッとしたシロップになればできあがりと、とてもお手軽です。

また、シナモン・クローブ・カルダモン・ピンクペッパーといったお好みのスパイスと一緒に漬け込むと、カフェ風ドリンクが楽しめる秘密のシロップに大変身。
ウォーターサーバーからお湯を注ぐだけでフワフワの泡立ちが楽しめるインスタントラテにひとさじ加えると、香り高いジンジャーラテが楽しめます。

その他にも冷え性で困っているという方は、寝る前にこちらのジンジャーシロップをアルピナウォーターのお湯で割っていただくと、深い眠りを誘うナイトドリンクに。

古くから、旬のものをいただくことで健康バランスを保ってきましたが、今が旬の露地物新生姜もまさにカラダを守る食材のひとつ。大地の恵みをギュッと閉じ込めたシロップで、冬の体調管理をはじめてみませんか。