アルピナマスターコラム-第100回

アルピナマスターコラム

アルピナマスターコラム

第100回
春特有の寒暖差に!ノンシュガーなのに甘いお茶

2018年04月20日

今月8日は、お釈迦様の生誕を祝う「花祭り」。仏式での冠婚葬祭が行われることも多いため、日本人の多くは仏教徒ではないかと言われているほど。しかしながら、キリストの生誕を祝うクリスマスの方が花祭りよりも馴染みがある…という方がほとんどではないでしょうか。

そんな花祭りで用いられるものといえば、ガクアジサイの変種である「アマチャ」の葉を使用した「甘茶」。
お釈迦様が生まれた際、龍の吐いた甘い水の産湯に浸かったという伝説から、仏像に甘茶を注いで参拝するのが慣わしとなりました。 古くは香水と呼ばれる水を仏像に注いでいたようですが、江戸時代に砂糖以上に甘いお茶を生み出すアマチャが発見されたことから、龍の吐いた甘い水にかけて甘茶が使われるようになったそうです。

砂糖の800倍もの甘さを持つと言われる甘茶ですが、アマチャの葉そのものは苦くて美味しいとは言えません。しかし若い葉を長時間発酵させることで、フィロズルチン・イソフィロズルチンという甘み成分が生まれるのです。

甘茶は単に甘いだけのお茶ではなく、古来より民間薬としても使用されてきました。心を落ち着かせる効果が期待できるサポニンや、抗アレルギー作用・抗酸化作用を持つメタノールエキスなども含まれているため、この時期特有の体調不良や花粉症にも◎。ゆらぎ肌や花粉による肌荒れが気になるときは、濃く煮出した甘茶を入浴剤として利用するのもおすすめです。

緑茶や麦茶などメジャーな日本茶は色々ありますが、じつは甘茶の原料であるアマチャも日本固有の品種。お茶文化の本場である台湾や中国にも存在しない、正真正銘のジャパニーズティーなのです。

ノンシュガーでありながらも驚くほど甘い甘茶は、一度飲むとやみつきに。ダイエット中でも甘いものが食べたいというときこそ、甘茶がおすすめです。